データ分析を企業のお役に立てるべく活動している合同会社長目で、良く受けるのが「データ分析がどうビジネスに役立つか?」というご質問です。そこで、ここではデータ分析が役立つ場面を共有させていただきます。
データ分析とは、たくさんのデータを収集・分析し、そこから意味のある情報を抽出するプロセスです。難しく感じがちですが、人々が日常普通に行っていることです。
例えば夕食の材料をそろえる場合、アプリで近くのスーパーのチラシを確認して安いところに行くとか、旅行に行くまえに、その地域の評価の高い料理店を探して実際にそこで食事をするなど、みなさまスマートフォンを使って、様々な情報を集めて行動されています。それをビジネスでも行うのがビジネスに役立つデータ分析です。
データ分析をビジネスでも活用することによって、課題を解決し、成長を促進できます。
ビジネスにおいて、データ分析が役立つ場面は、データの存在するあらゆる場面といえます。イメージを作りやすいように、次に具体的な事例を5つあげます。
勤務時間と成績を照らし合わせて、長時間の勤務を防ぐとともに効率の向上を図ります。
部門の売上・収益と、部署全員の勤務時間のデータから、部門の生産性を計算できます。そこからより効率的な働き方を検討します。
顧客の注文データが存在すれば、その顧客が、次に同じ商品を注文するタイミングや、次に注文しそうな新たな商品が分かります。失注を防ぎながら、売上を増やすこともできます。
国勢調査や経済センサスのデータを使うと、ある場所にどのような人、業種の企業があるかのデータが得られます。そこから、自社の求める顧客の多いエリアを開拓します。
今後の事業プランが立てられれば、資金需要もある程度の見通しが立ちます。それに向けてどのように資金調達するべきかの計画が作れます。
これら以外にも様々な場面で、データ分析の結果を使ってビジネスを拡大・効率化・予測することができます。
今回は、データ分析がビジネスに役立つ場面を具体的に取り上げました。データが存在すれば、自社のスタイルに合った、事業改善・拡張が行えるということを示しました。一方で、データ分析を大量に行うためには、コンピュータが読み取れるデータがないといけません。たまに、手書きの資料を分析したいというニーズがあったりするのですが、それは残念ながらコストに見合う収益が出しにくいのです。
次回は、データ分析に必要なデータについてお話しします。